
エンジェル矯正とは簡単に言うと、抜歯することなくあごの骨を正常に成長させることで歯並びをきれいにする、身体を健康に活き活きした状態に保つ歯科歯列矯正法のことです。
通常、歯科矯正は、すべての永久歯が萌出し、デコボコになった歯並びの中から4本永久歯を抜歯してからきれいな歯並びを作ります。しかし、せっかく生えてきたきれいな歯を抜歯するのは大変もったいないですよね。人間の体の中に不必要なものができるでしょうか?不必要なものは無いですよね。
矯正中の画像
そこで当院で行っているエンジェル矯正は、まだ乳歯と永久歯が混在している時期(混合歯列期)から開始して歯列、顎骨の成長を促進させ、きれいな歯列、噛み合わせを作っていきます。抜歯はほとんどしません。
某大学病院で抜歯しなければ行けないといわれた患者さんに対してもあごの骨を大きく正常に成長を助けることできれいな歯並びに治療することができました。

歯並びが悪くなる理由は、多くの場合遺伝とか本人ではどうしようもないことが原因と考えられがちですが、必ずしもそれだけとは限りません。
意外にも自分でも気づかない自分の持っている悪習癖によって引き起こされることが多いのです。
たとえば、小さいときは指しゃぶりです。小学生以上では、食物を飲み込むときや発音時に舌や口唇の筋肉が正しく使われない場合や寝癖(うつ伏せ寝など)、頬杖などです。
自分では気づかないで自分の筋肉で歯並びを悪くしてしまっています。そのような悪習癖を直さないとせっかくきれいになった歯並びも元のように戻ってしまいます(「後戻り」といいます)

下の写真は、当院で矯正治療をした一例です。術前、歯並びが悪かったものが、きれいな歯並びに変わっているのがわかるかと思います。
術後ホワイトニングもしていますので、色も黄ばみもとれて綺麗な白色になりました。

人間を含め生物は進化の過程で必要な臓器の発達を行ってきました。人の歯の数は、前歯が8本、犬歯(4本)、臼歯が16本(親知らずを除く)合計28本(親知らずを含めると32本)です。
これは人の長年の進化の過程で決定されてきたものです。これを維持することが人間の健康を維持するためには基本であると考えられます。
歯を抜くということは身体の一部を壊し、この基本構造を変えていしまうと行くことです。歯科矯正のために歯を抜くという行為はわずか数十年前から行われるようになったものです。現在、矯正のために多くの歯が抜歯されています。
歯を抜かないで歯科矯正を行うメリットをまとめると以下のようになります。
- 人間が本来持っている基本システムを歪めることなく成長を促進させることができる
- 体幹のバランスを保ち、脊柱や骨盤の変形を防ぐ
- 顎骨の発育による鼻道、副鼻腔の正常な成長(気道の正常な成長)
- その人が持っている潜在能力まで顎骨が発育すると顔つきが凛々しくなる
- 目つきに活力があふれる

- あごの成長が望めないので小さい歯並びになってしまいます
- 上顎の骨の劣成長のため下鼻道(空気の通り道)が狭くなり、空気の通りが悪くなり 酸素不足になる(不定愁訴の原因になりうる)
- 上顎の発育が悪いため人相が貧弱になる
- 抜歯した後、顎の骨の発育が促進されれば、歯と歯の間に隙間ができる
- 上下顎骨の発育が悪くなり、舌が咽頭に落ち込み気道が狭くなる
※費用のことから治療方法、治療期間に関することまで、どんな小さなことでも構いません。お気軽にお問い合わせ下さい!
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